パソコンやメールで困るたび、結局は総務の人が調べている。詳しい社員が辞めてから、契約先に何を聞けばいいかも分からない。そんな状態になっていないでしょうか。
はじめまして、株式会社MintSparkの堤卓也です。
IT担当者を採用するか迷っているなら、まず今の社員が抱えている仕事を見てみてください。社内の調整を担う人が必要なのか、設定やトラブル対応を頼める相手が必要なのか。それによって、採用・兼務・外注の選び方も変わってきます。
最初に、止まっている業務と相談先を確認する

PCの故障、メールの不具合、サイトの更新などを一括して「ITの問題」にすると、依頼する相手と内容が曖昧になります。次の項目を、分かる範囲で書き出してください。不明な項目を調べ切るまで相談を待つ必要はありません。
- 困っていること:何ができず、誰の仕事に影響しているか。いつまでに対応が必要か。
- 社内の窓口:状況を伝える人と、費用・対応方針を決める人。
- 契約先の窓口:PC、回線、メール、Webサイトなどの保守契約先と、契約に含まれる対応。
特定の製品の故障や操作方法は、その製品・サービスの契約先に確認します。複数の業者にまたがる問題や、対策の優先順位を決められない場合は、IT・セキュリティの相談として整理できます。
セキュリティはIPAの「6か条」で実施状況を確認する
IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」第4.0版(2026年)では、基本対策を「情報セキュリティ6か条」にまとめています。次の一覧は同ガイドライン本編20〜21ページを基に、確認する対象を要約したものです。
- OS・ソフトウェアの更新:修正プログラムを適用しているか。
- ウイルス対策:対策ソフトを導入し、検出用のデータを更新しているか。
- パスワードの強化:長さと複雑さを確保し、使い回しを避けているか。
- 共有設定の見直し:関係のない人がファイルや機器を利用できる設定になっていないか。
- バックアップ:対象・頻度・保管方法を決め、復元できることを確認しているか。
- 攻撃の手口の把握:偽のメールやサイトなど、情報を盗む手口を把握しているか。
一覧の各項目に「確認済み・未確認・対応が必要」を付け、確認した日と担当者を記録します。「未確認」は対策済みとして扱わず、契約先や専門家に確認する項目に残します。
バックアップは、ファイルを別の場所に保存しただけで終えず、保存時点や保管期間、復元手順も確認してください。IPAは取得・保管・復旧を分け、正しく復旧できるかの確認を示しています(第4.0版、21ページ)。
IT資産と契約を、担当者が引き継げる一覧にする
次は、利用している機器・サービスと、管理する人を一覧にします。社内の状況を相談先へ説明するときにも使えるよう、次の情報を整理してください。
- PC・ネットワーク機器:機種、利用者、設置場所、保守先。
- メール・業務サービス:サービス名、契約名義、更新日、管理する人。
- アカウント:管理者の担当者名、利用権限、退職・異動時の変更手順。
- Webサイト:制作・保守会社、ドメインとサーバーの契約先、更新を依頼する窓口。
この一覧にパスワードや認証コードは記載しないでください。一覧を見られる人も業務上必要な範囲に絞ります。相談フォームには、顧客情報やログイン情報を送らず、困りごとの概要を記入してください。
IPAのガイドライン第4.0版の付録6「資産管理台帳」も、管理項目を検討する際に参照できます。
社内対応・外注・コンサルを、必要な仕事で選ぶ
依頼先は「IT全般を任せたい」という言葉だけで選ばず、判断を相談するのか、作業を委託するのかを分けて検討します。
- 採用・兼務で社内に担当を置く:日常の問い合わせや社内調整が継続的に多い場合は、専任担当者の採用も選択肢です。兼務で受け持つ場合は、本業と両立できる担当範囲・時間を決めます。
- 作業を外注する:PC設定、保守、運用など、委託する作業・対象・時間帯を契約で確認します。
- 専門家に相談する:対策の優先順位や、既存ベンダーの提案について判断したい場合に検討します。調査・設定作業まで含むかは別に確認します。
例えば、総務の方が社員から相談を受け、原因の調査や設定作業を外部へ引き継ぐ形です。社内には状況を伝える窓口と、費用・方針を決める人を置く。技術的な判断まで、一人で抱え込む必要はありません。
当社では、IT担当者がいない3名の商社で、PC設定からメール・サーバー・ドメイン管理、セキュリティのご相談まで支援した事例をご紹介しています。
費用を確認する際は、IT外注費用と対応範囲の説明も参照してください。MintSparkの料金例と、追加費用・対応時間など見積もりで確認する項目を掲載しています。
今の人数で回していくために、何を外へ任せるか
毎日の問い合わせ対応で手いっぱいなら、新しいツールを選ぶ前に、担当者の負担を減らしたいところです。
初回30分では、普段どんな相談や作業が集まっているかを伺います。社内で受け持つ仕事と、外部に頼みたい仕事を一緒に考えてみませんか。
調査や設定作業が必要な場合は、対応範囲と費用を別途ご案内します。
初回30分無料・オンライン。お申し込み後、2営業日以内にご連絡し、メールで日程を調整します。
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参考・出典
- IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」第4.0版(2026年)。
- IPA「同ガイドライン本編」20〜21ページ。6か条とバックアップ運用の説明を基に要約。
- 株式会社MintSpark「IT・DX・セキュリティコンサルティング」「30分無料相談」(2026年9月9日確認)。

