この記事のポイント(結論を先に)
- 店名に入れてよいのは、実際に使っている名称だけです。Googleは「ビジネス名に不要な情報を含めることはできません。含めると、ビジネス プロフィールが停止される場合があります」と明記しています。
- 入れてはいけない情報は11項目。日本の店舗で踏みやすいのは、サービス名・所在地の表示・出店先(○○モール店)・2言語表記の繰り返しです。
- これは順位の話ではなく、プロフィールが停止されるリスクの話です。「店名にキーワードを入れると順位が上がる/下がる」という記述は、Googleの公式ページに見当たりません。
「○○(地名)の△△整体」。検索で見つけてほしい一心で、店名欄に地名やサービス名を足す。よくある判断ですが、Googleのガイドラインは明確に否定しています。
ビジネス名に不要な情報を含めることはできません。含めると、ビジネス プロフィールが停止される場合があります。
Google「Google に掲載するビジネス情報のガイドライン」(Google)
まず押さえるべきは、店名欄に入れるのは実際に使っている名称だけという原則です。ガイドラインは「正確なビジネス名(店舗、ウェブサイト、ビジネスレターなどで一貫して使用し、顧客に認知されている、実際のビジネスの名称)を使用します」とし、住所・サービス提供地域・営業時間・カテゴリはビジネス情報の別のセクションに追加するとしています。
名前に追加できない情報は11項目
ガイドラインは、店名に入れてはいけない情報を具体例つきで11項目挙げています。日本の店舗で踏みやすいものから並べます。
- サービスまたは商品の情報(例:「ベライゾン ワイヤレス 4G LTE」は不可、「ベライゾン ワイヤレス」が可)
- 所在地情報の表示(例:「神田駅前のABCスポーツジム」は不可、「ABCスポーツジム神田」が可)
- 出店先情報(例:「アップルストア(ららぽーと ショッピング センター店)」は不可、「アップルストア」が可)
- 2言語表記の名前/翻字の繰り返し(例:「Burger King バーガーキング」は不可。実店舗の看板にそう表示されている場合でも認められません)
- 営業時間の情報(例:「ベストピザ 24 時間営業」は不可)
- 電話番号またはウェブサイトのURL
- マーケティング タグライン(例:「ABC 銀行、日本一便利な銀行」は不可)
- 店舗コード
- 商標または登録商標のマーク
- すべて大文字の単語
- 特殊文字(%$@/” など)、または社名と直接関係のない法的用語(LLC、LTD、INC など)
最後の項目には例外規定があります。ガイドラインは、特殊文字または法的用語を含めるにはそれらがビジネス名の一部として確実に使用されていることを証明できるもの(看板、名刺、請求書など)を提出する必要があるとしています。裏を返せば、証明できる実名なら通ります。
地名は「屋号の一部か」で分かれる
所在地の扱いには微妙な線があります。Googleのガイドラインの例では「神田駅前のABCスポーツジム」は不可ですが、「ABCスポーツジム神田」は可とされています。「ABCホテル八王子」も可の例に挙がっています。
分かれ目は、地名が屋号の一部として機能しているかどうかです。「◯◯駅前の」「◯◯エリアの」のように説明として付けたものは認められません。一方、看板にも名刺にも「ABCスポーツジム神田」と書いてあるなら、それが実際の名称です。
迷ったら、看板を見てください。そこに書いてある文字列が、そのまま店名欄に入れてよい範囲です。
順位が上がる・下がるという話ではない
誤解を避けるために書いておきます。このガイドラインが述べているのはプロフィールが停止されるリスクであって、検索順位への影響ではありません。「店名にキーワードを入れると順位が上がる」「ペナルティで順位が下がる」という記述は、Googleの公式ページには見当たりません。
判断すべきは順位ではなく、プロフィールを失う可能性のほうです。停止されれば、地図から消えます。順位どころの話ではなくなります。
万一プロフィールが停止された場合の対処は、Googleの「停止されたビジネス プロフィールについて」を参照してください。なお、復旧にかかる日数や再審査が通る割合について、公式ページに記載はありません。
では、地名で見つけてもらうには
店名に足せないなら、どこで地域と結びつけるのか。答えは店名欄以外のすべてです。Googleは、住所・サービス提供地域・カテゴリ・ビジネスの説明といった別のセクションに情報を入れるよう案内しています。
掲載順位そのものは、Googleが公式に「関連性」「距離」「知名度」の3つで決まると説明しています。詳しくは中小企業・店舗のMEO対策 完全ガイドで扱っています。
口コミの集め方にも規約の線引きがあります。Googleの口コミを増やす頼み方もあわせてご覧ください。
すでにプロフィールが停止されてしまった場合は、原因を直したうえで再審査を請求します。手順と、Googleが求める書類はGoogleビジネスプロフィールが停止されたらにまとめました。
参考・出典
参考・出典:
・Google「Google に掲載するビジネス情報のガイドライン」:https://support.google.com/business/answer/3038177
・Google「ビジネス プロフィールに関連するすべてのポリシーとガイドライン」:Google
・Google「停止されたビジネス プロフィールについて」:https://support.google.com/business/answer/4569145
・(いずれも2026年8月14日閲覧。これらのヘルプページには版数・最終更新日の表示がありません)
この記事に関連するよくある質問
店名に地名やサービス名を入れてもよいですか?
入れられません。Googleは「ビジネス名に不要な情報を含めることはできません。含めると、ビジネス プロフィールが停止される場合があります」と明記しています。店名欄に入れてよいのは、看板や名刺で実際に使っている名称だけです。地名は、屋号の一部になっていれば認められます(「ABCスポーツジム神田」は可、「神田駅前のABCスポーツジム」は不可)。
店名にキーワードを入れると検索順位は上がりますか?
Googleの公式ページには、店名のキーワードが順位に影響するという記述は見当たりません。ガイドラインが述べているのはプロフィールが停止されるリスクです。停止されれば地図から消えるため、順位以前の問題になります。

