当社は規模がまだ小さく、少人数の会社に業務を預けることへの不安は、当然のものだと思います。
担当者が辞めたら止まるのではないか。
忙しいときに後回しにされるのではないか。
急ぎのときに連絡がつくのか。
人を増やして解決するのではなく、受ける量のほうを決めています。そのため、ご相談をいただいてもお受けできない時期があります。心苦しいことですが、この線を動かさないことが品質を守る唯一の方法だと考えています。
この記事では、その不安に対する当社の考えをまとめました。
この記事で伝えたいこと
- 無理な事業拡大はしません。当社はまだ設立してまもないため、試行錯誤を行いながら事業運営を行っております。そのため、お客様へご迷惑をおかけすることがないよう、現在メンバーで責任を持って対応できる範囲を超えて、案件をお受けすることはありません。
- デジタル化、AI活用による仕組み化に取り組んでいます。無料の診断ツール(coremeo-check)や、口コミ返信のサービス(coremeo)は、その成果物です
- 急を要するご相談は別枠です。手が空いていなくても、状況の切り分けはお引き受けします
まだまだ小さなITコンサル企業です
当社は少人数の会社です。実働としては代表を含めた中核メンバーが実務の中心にいて、必要な場面では業務委託の方に協力いただく形をとっています。
この構造は特定の人の知識と経験に依存する度合いが高いことが懸念としてあげられます。しかしながら、事業規模を急に拡大しようとすれば、実務を担う人の育成と、仕事のやり方の標準化が追いつかないため、この懸念に対してどう設計しているかという話をまとめてみました。
人を増やすのではなく、受ける量と順序を決める
小さな支援会社が品質を落とす典型的な経路は、人手不足ではなく受注過多です。案件が増えたときに、慌てて人を増やすか、いまの人数のまま抱え込むか。どちらも、目の前のお客様への対応が薄くなります。
当社は、現在のメンバーと外部リソースの総合力から責任をもって遂行できる範囲を上限とし、それを超える案件は着手の順序をご相談させて頂いております。それによって売上の機会を逃すこともございますが、「受けたのに思ったほど動いていない、品質が悪い」という状況を回避しています。
急いで人を増やさないのも同様で、ITやセキュリティの実務は、資格や経歴だけでは測れない部分が大きく、判断の質が揃うまでには時間がかかります。頭数だけを先に増やすと、未成熟な判断がそのままお客様に届いてしまうため、注意しながら進めています。
何を仕組みにし、何を人が担うか
人への依存を減らすには、人を増やす以外の方法もあります。繰り返し発生する判断や新たな知見、ノウハウを、誰でも同じ結果になる形に落とす——これが当社の取り組みの中心です。
仕組みにできたこと
当社が無料で提供しているウェブサイトの診断ツールは、もともと専門家が手作業で確認していた点検項目を、URLを入れるだけで誰でも実行できる形にしたものです。なりすましメール対策の設定、HTTPSの状態、WordPressの公開情報など、確認の手順と判定の基準を外に出しました。属人的だった点検が、道具になったという状態です。
店舗の口コミ返信も同じ考え方です。「どの口コミに、どういう順番で、どんな文体で返すか」という判断を仕組みに落としました。
なお、株式会社MintSparkは、AIによる口コミ・レビュー返信の自動化に関する技術について、日本国内で特許権を取得しています(特許第7880190号・特許第7886077号・特許第7904665号・特許第7910836号)。各特許の権利範囲は、特許請求の範囲の記載に基づきます(特許ライセンスプログラム)。現状の実装として、AIが作成するのは返信の下書きまでとして、送信前に必ず人が確認します。
記事の書き方についても、社内で守る基準を文書にして運用しています。セキュリティの記述は一次ソースだけに基づいて確認できないことは書かないようにしています。また数値には出典と年次を添えることとしています。これらは担当者の裁量に委ねず、公開前のチェック項目として運用しています。
仕組みにできないこと
一方で、標準化しきれない部分があります。そのお客様にとって、いま何を先にやるべきかを決める部分です。
例えば同じパソコンの管理が行き届いていないというお悩みであっても、来月に人が3人増える会社と、当面は増えない会社とでは、手を付ける順番が変わります。予算の出どころ、社内の旗振り役がいるか、過去に失敗した施策や行ってきたものがあるか。こうした事情をヒアリングして優先順位を組み替える作業は、いまのところ経験のある人間が担うことがよいと考えています。
この点が、同時受注量を絞っている理由でもあります。質を落とさないために、量を増やさないということに繋がっています。
急ぎのご相談は、切り分けだけでもお受けします
タイミングによっては、着手順序をご相談させて頂くことがあります。困っている状態でご連絡をいただいているのに、即時対応できないケースとなった場合は大変心苦しいのですが、これは受けてから手が回らなくなるほうが、はるかにご迷惑をおかけすると考えているためです。
とはいえ先にやった方が良いことやご納期までにできることをお伝えいたしますのでお気軽にご連絡くださいね。

セキュリティのインシデント対応など、急を要するご相談は、手が空いていなくても状況の切り分けだけはお引き受けします。「今すぐ止めるべきか」「明日でよいか」「これは当社より他の専門家が適切か」——この判断は、短い時間でもお役に立てる部分です。迷っている時間がいちばん危ないので、まずご連絡ください。
不審なメールを開いてしまった、管理画面に見覚えのないログインがある、取引先から情報漏えいの連絡が来た。こうした場面では、最初の数時間の判断が被害の範囲を左右します。継続的なご支援をお引き受けできない時期でも、この切り分けは別枠として対応します。
なお、当社が対応するより先に警察や専門機関へ連絡すべき事案もあります。その判断も含めてお伝えします。
ご相談について
現在の案件状況を確認するだけのご連絡でも構いません。状況をうかがったうえで、即時でお受けできるか、いつからなら可能かをお答えします。
ご相談の前に自社の状態を把握しておきたい場合は、無料の診断ツールをお使いください。URLを入力するだけで確認でき、登録は不要です。結果をお持ちいただければ、ご相談も具体的になります。
よくある質問
担当の方が辞めたり、動けなくなったらどうなりますか。
ご支援の内容や作業内容の記録は契約時に整理し着手しております。これにより当社が関われなくなった場合や複数のパートナー企業を活用されているような状況でも、担当者や他事業者が把握できる状態にしています。
事業を3つ持っているぶん、手が薄くなりませんか。
当社は、事業の数を増やすことと、受注量を増やすことを分けて考えています。事業が3つあるのは支援の質を上げるためで、その結果として受けられる量が増えるわけではありません。事業構成の考え方は小さな支援会社が3つの事業を持つ理由に書いています。
緊急時は、どのくらいで連絡がつきますか。
当社では24時間の受付体制は敷いておりませんが、担当者へご連絡いただければ早急に対応するようにしております。急を要するご相談であれば優先して確認し、状況の切り分けを先にお返しします。ご連絡の際は、件名に「至急」と入れていただけると気づきやすくなります。
まとめ
当社は人を増やして受注を増やす方向ではなく、受ける量や順序を整理し、繰り返す判断を仕組みに落とすことでお客さまの事業成長に貢献しております。
参考・出典
参考・出典:
IPA「SECURITY ACTION」(中小企業が自ら情報セキュリティ対策に取り組むことを宣言する制度、公式ページ)
IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」第4.0版(2026年3月27日公開、案内ページ)
会社概要は会社情報に基づく
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